現在、橋梁等の社会インフラ施設の老朽化が大きな社会的問題となっています。特に建設ブームであった昭和35年頃から昭和50年代前半までに建設された構造物の劣化が著しく、このような構造物の補修・補強・更新のための費用は今後50年間に190兆円必要になると推計されています。
このような状況の中で、当社は、コンクリート構造物やアスファルト舗装の長寿命化を目指して、講演活動や技術指導等のコンサルタント事業を行うことを目的に2010年9月に設立されました。大学在職中に研究開発した技術および会社設立後に開発した技術を世の中に広めていきたいと存じます。特に、➀コンクリート構造物の長寿命化を図る技術、➁下水道コンクリートや地下コンクリート構造物の硫酸劣化防止技術や➂廃ゴムや廃タイヤを乾留して得られるカーボンブラックやカーボンブラック工場の廃棄カーボンブラックのアスファルト舗装への添加によって舗装の紫外線劣化を防止し、従来のアスファルト舗装より二倍以上の長寿命化が図れる技術で世の中に貢献してゆきたいと存じます。これら社会インフラの長寿命化技術により、公共事業費の低減、二酸化炭素排出量の低減、省資源、省エネルギー、地球温暖化防止を目指します。
令和元年8月10日
代表取締役 米倉 亜州夫 工学博士、広島大学名誉教授、元広島工業大学教授
代表略歴 平成5年~平成11年 広島大学教授
平成4年~平成5年 文部省在外研究員(カリフォルニア大学
バークレー校)
平成11年~平成22年 広島工業大学教授
平成17年 広島大学名誉教授
平成22年 株式会社米倉社会インフラ技術研究所設
立、現在に至る
所属団体 土木学会
日本材料学会
日本コンクリート工学会
プレストレストコンクリート協会
セメント・コンクリート研究会
RAMS(構造物の維持補修技術研究会)
多相材料(PM研究会)平成10年~平成29年
ACI(アメリカコンクリート学会)
役職 国土交通省中国地方整備局「中国地方橋梁保全委員会」委員長
広島県 アセットマネジメント委員会委員
(過去に、国土交通省中国地方整備局総合評価委員会委員長、新技術
活用委員会委員)
構造物の維持補修技術研究会(RAMS)顧問
広島県コンクリート診断士会特別顧問
その他 土木学会名誉会員
土木学会フェロー会員
日本コンクリート工学会終身会員